シンプルなのに奥が深い卵焼き。固くパサついたり、巻くときに崩れたり——その原因は腕ではなく、卵液・火加減・巻き方という3つの基本にあります。理屈をつかめば、ふんわりジューシーな仕上がりは毎回再現できます。特別な道具もいりません。
コツ① 卵液は水分と油でなめらかにする
ふんわりの決め手は卵液です。卵2個に対して水または出汁を大さじ1〜2加えると、加熱で水分が蒸気になり、内側に細かな空気の層ができてやわらかく仕上がります。
白身を切るようによく溶きほぐすのもポイント。白身のかたまりが残ると、火の通りにムラができて食感が悪くなります。
砂糖をひとつまみ加えると保水力が上がり、冷めてもしっとり。お弁当にも向きます。
卵液に水分と砂糖を少し。これがふんわりの土台です。
コツ② 中火で熱し、一度濡れ布巾で落ち着かせる
フライパンはしっかり予熱し、油をなじませてから卵液を流します。温度が低いとくっつき、高すぎると焦げて固くなります。
煙が出る手前まで熱したら、一度濡れ布巾の上に置いて温度を落ち着かせると、ちょうどよい焼き面になります。
卵液を流したら全体に広げ、半熟のうちに巻き始めるのが失敗しないリズムです。
| 火加減 | 仕上がり |
|---|---|
| 弱すぎ | くっついて崩れる |
| 中火(適温) | ふんわり巻ける |
| 強すぎ | 焦げて固い |
中火で予熱→濡れ布巾で温度を整えてから焼きます。
コツ③ 半熟で巻き、余熱で形を決める
表面が半熟でまだ少しゆるいうちに、奥から手前へ折りたたむように巻きます。完全に火が通ってから巻くと割れてしまいます。
巻いた卵を奥へ寄せ、空いた面に油を薄くひいて次の卵液を流す——これを繰り返すと層が重なります。
焼き上がりはすぐに切らず、巻きすやキッチンペーパーで形を整えながら余熱で落ち着かせると、断面がきれいにまとまります。
巻きすで軽く形を整えると、お弁当でも崩れにくくなります。
半熟で巻く。最後は余熱で形を決めます。
まとめ
- コツ① 卵液に水分と砂糖を加える
- コツ② 中火で予熱し温度を整える
- コツ③ 半熟で巻いて余熱で決める



