クリーニングに出さなくても、家庭のアイロンでシャツはパリッと仕上がります。うまくいかないのは腕のせいではなく、水分・温度・かける順番という基本を外しているだけ。この3つを押さえれば、襟元から清潔感のある“きちんと感”が生まれます。
コツ① 霧吹きか半乾きで水分を含ませる
シワは、繊維が折れたまま固定されてしまった状態です。これを伸ばすには、水分・熱・圧力の3つが必要になります。
カラッと乾いた状態より、完全に乾く前の“半乾き”や、霧吹きで軽く湿らせた状態のほうが、シワは格段に伸びやすくなります。スチーム機能があれば併用するとさらに効果的です。
逆に、乾ききった頑固なシワに高温だけを当ててもなかなか伸びず、テカリだけが残りがち。まずは湿らせることを意識しましょう。
湿らせてからかけると、力を入れずにシワが伸びます。
コツ② 素材に合わせて温度を変える
温度が低いとシワが残り、高すぎるとテカリや焦げの原因になります。綿・麻は高温、ポリエステルなどの化繊は中〜低温が基本です。
色物や心配な素材は、当て布を一枚はさむと安心。テカリ防止にもなります。洗濯表示のアイロンマークで上限温度を確認しましょう。
迷ったときは低めの温度から試し、足りなければ少しずつ上げるのが安全です。
| 素材 | 温度の目安 |
|---|---|
| 麻・綿 | 高温(180〜210℃) |
| ウール・絹 | 中温(140〜160℃) |
| 化繊 | 低温(80〜120℃) |
素材で温度を変え、濃色は当て布でテカリ防止。
コツ③ 細かい部分から広い面へかける
順番も仕上がりを左右します。襟→肩(ヨーク)→袖口(カフス)→袖→身頃の順、つまり小さく目立つ部分から先にかけるのが鉄則です。
先に大きな面をかけてしまうと、あとから細部を整えるうちに、せっかく伸ばした部分がまたよれてしまいます。
特に襟と袖口は人の目につく部分。裏側から先にかけてからおもてを整えると、ピシッと決まって全体が引き締まります。
ハンガーにかけ形を整えて冷ますと、シワが戻りにくくなります。
細部から順にかけ、襟・袖口を丁寧に。
まとめ
- コツ① 霧吹きで湿らせる
- コツ② 素材で温度を変える
- コツ③ 襟・袖口など細部から



